地震.雷.蛇.幽霊……
『 今年は、雷が…..多くない? 』
今日も昼前、ゴロゴロ…ドンドン…..そして、ダ~ン! と 地響きがして、
千里丘の辺りに落ちたらしい (怖)
ああ、怖ろしい!
雷が鳴り始めると、耳にティッシュを詰める!
次にカーテンや雨戸を閉める。 あの、稲光りの青白い光が怖い!
地響きは我慢してやり過ごす。
ところが今日にかぎり、午後4時頃、又ゴロゴロと雨を連れて戻って来た。
又、おもむろに耳にティッシュを詰める。
もどって来ないで!
耳にティッシュ を詰める動作を、けげんそうに仕事場の者が見る。
そして、
『 何してはるんですか? 』 と聞く。
何やあらへんがな…….雷が怖いがな!
『 雷って、怖いものなのですか? 』と笑いをかみ殺した顔で言う。
怖い! 怖い! 怖いにきまってるやろ!
ホンマに~、怖くないと言う奴の気が知れんワ。
怖いものの1番は地震……
これは、皆異論の無いところである。
じゃあ、2番は……..雷。 雷は絶対、怖い!。
じゃあ、3番は…….蛇。 誰が何と言うと私、蛇! が、 怖い!
沖縄に旅行した時、『ハブとマングースの闘い』を見に行った。
そのお店の人が奥から、白っぽい、太い、長~い 蛇の頭と尻尾をつかんで
出てきて、『 皆さん、これは幸福を呼び寄せる白蛇なので、触って下さい』と
言った。 見物客を横一列 に並ばせると、端から、その蛇をお客の顔の前
に持ってくる。 7~8割は、女性客である。
彼女達は、平気な顔で『 アラ~、冷たいわネ~ 』とか何とか言いながら、ペチペチと
手のひらで蛇のボディーに触っている。
蛇も動かないし、あまり生々しさが感じられない。
私も、触る気満々! 何か、今日こそ、触れそうな気がしてきたのだ!
とたんに、3歩ばかり、後ずさった。
ついでに尻もちまでついて、『 ヒィ~ヤ~ッ! 』って変な悲鳴をあげた。
頭では、『 蛇に触って、幸福を……. 』って、 思っていた訳ヨ。
でも、勝手に体が拒絶反応をした。 怖い! 怖い! ホントに怖いのだ!
じゃあ、4番目は……幽霊。
私は、霊とか幽霊とか、スピリチュアルとか……全く信じてない。
信じていない事とそれらが怖ろしい事とは、別問題だ。
真夜中、一人で起きていて、ポロンポロンとピアノを弾いていると
な~んか、自分の周りに何者かが集まって来る気配がするのだ。
子供の頃、母親がよく言ってた事。
『 夜 、口笛を吹いてはいけない……』 と。
もちろん、楽器の笛もダメ!
『 あれは、魔を呼びよせるのだ! 』と。
浅田次郎『 降霊会の夜 』 を読み終えた後だから....ではない。
けっして、物語の内容が、私の頭の中で尾を引いているわけではない。
只、真夜中にピアノを弾いていると、私の周りに何者かがしのび寄ってくる
気配がする。 ピアノだって、笛の様な高い音も出す訳だし....。
ああ、なんか怖い!
ピアノの蓋を閉めて、足音を忍ばせて自分の部屋のドアを閉めると
気配はなくなる。 口では、結構合理的な事を言う.......。
けど、怖いものもいっぱい有るのだ!