広西チワン族自治区にて….
食は広州に在り…….
お盆の休暇を利用して、広州から広西チワン族自治区を旅した。
前日迄は、今迄経験した事が無い様な大雨だったらしく
河も水嵩が増えていて、道もその脇に茂っている植物郡も泥をかぶっている。
広州の空港から広州の駅に移動し、新幹線に乗車した。
(新幹線の広州駅….)
広州駅は、ムチャムチャ広くて今見えてる範囲の数倍は有る。
床にペタンと座っている人、カバンを枕にして寝ている人、居間の様な
雰囲気で円く並んで座って歓談している人々…、
ゴチャゴチャ混雑している割りに人々はリラックスして居て、
憩って居る感じだ。
新幹線が出発し、程なく車窓に奇形の山々が見えて来た。
夕暮れが近づいて、窓の外は暮色に染った。
列車は、桂林駅に向って快走している。
翌朝、桂林の奇形の山々の間を流れる璃江…。
遊覧船に乗り川下りする。
前日までは大雨で、漓江下りは中止だったらしく
解禁の日の今日の混雑は、相当なものだった。
(観光客を満載した船が、続いて漓江を下る)
船が着いた所には、河川交通の交易で繁栄した町が有った。
太虚古鎮…..
かつての栄華が偲ばれる町並みだ。
立派な建物が沢山残っていた。
次の日は、チワン族の民家を訪ね、普通の家の家庭料理を
御馳走になった。山が深くて、谷から山上まで棚田が
拓かれていた。幾何学模様があまりにも精巧で、山の頂きに
近い場所に在る集落から見下ろすと、ため息が出る程美しい。
チワン族のお宅の奥さんとお婆ちゃんが、素朴な笑顔で
家庭料理をふるまってくれた。
美味しい!! とにかく美味しい!!
お婆ちゃんは、庭先の炉に火を焚いて、竹の筒に詰めた
米を炊いてくれた。美味しい!!
料理も筍とか豆腐とか木耳とか…….高級食材では無いけど
どこよりも一番味付けが良かった。本当に、美味しかった!!
食は広州に在り……って、よく聞くけど、本当だ!!
赤とうがらしや刺繍の布を沢山買ってきた。
絶対、もう一度行きたい場所だ。