菅原文太『獅子の時代』….
2014年12月2日(火)
菅原文太が81歳で亡くなったと、さかんにメディアが報じている。
『獅子の時代』に、平沼銑次役で主演した菅原文太さん、本当にカッコ良かった。
『本当にかっこいい男!!』って、ああいう感じ言うのじゃあないか!!と、あの時思った訳。
心からの哀悼を込めて、あの頃載せたブログを、もう一度公開した。
今日はすごく早起きして、表の掃除も済ませ、余裕しゃくしゃくテレビを観る。
モーニングショーは、昨夜と同じニュースを取上げるので観ない!
NHKの[ 歴史館 ] を観た。 元禄バブル真っ只中の、大阪の街と
井原西鶴を特集していた。
今(現在)に、井原西鶴の文学を持ってきたら、庶民に受け入れられ、同じ様に
大流行するだろうか?
『 いや~、全く流行らないだろう……』 と、居並ぶ有識者は口を揃えた。
元禄バブルと軽~い西鶴の文学….あの時代の中でこそ、流行った文学だ。
今は、時代が重い!
土曜の深夜(正確には、日曜に変わってすぐの時間) 、ケーブルテレビの
時代劇チャンネルで『 獅子の時代 』を放映している。
『 獅子の時代 』を観て、前出の『西鶴を今(現)に持ってきたら….』と
丁度、逆の事を思った。
(平沼銑次役 菅原文太)
1980年放映のNHK大河ドラマである。
すばらしく、出来の良い作品だと思う! 一度観たら、間違いなく誰もが
ハマッテしまうだろう。
1980年、日本中がバブルに向かってひた走る
景気が良く、浮かれていた時代に
このドラマは、もうひとつ そぐわなかったのではないかと残念に思った。
(綺麗な人だナ~と思って観ていた。没落した旗本の
娘から、芸者に身を投じた おもん役 大原麗子)
今(現)、この作品が大河ドラマとして放映されていたら…..
ものすごく受けたと思う。
戊辰の役、負けた会津藩士の過酷で壮絶な境遇の中、家長である父は
『 自分だけ楽になるのではなく、藩の為を第一に考える。それでなければ
従容と戦って死んでいった者達に申し訳がたたないではないか 』と諭し
菅原文太扮する息子(平沼銑次)は、飢え死にするのを待つより、武士を捨て
藩士とは違う生き方に活路を見出そうとする。
明治新政府 の樹立から西南の役に向かって、時代が激しく動く。
ドラマはまだ途中で、平沼銑次が斗南から東京に出て、商人として
自活して行く辺りだ。 土曜日に観るのが楽しみだ!