ウズベキスタンに行った…..
今年の夏も忙しくて、大変な夏であった。
主に暑さに依るエアコンの取付の依頼に追われる日々であった。
暑さと休みが取れない事と、結構疲れがピ-クに来てたと思う。
今年の初めに申し込んで、楽しみにしていた旅行に行って、身体
休めも兼ねたらいいと思って居た訳だ。
ウズベキスタン…….
子供の頃、社会の授業の世界地図の上でしか知らなかった国。
『青の都……』とツア-のタイトルにあった。
シルクロ-ドの交易で栄えた街、サマルカンド….くらいは知ってた。
シルクロ-ドは大好き!!
敦煌の先に有る陽関に行った時、360度の荒涼とした砂漠に
たったひとつ残るのろし台の遺跡の丘に登って、景色とは裏腹
抒情豊かな詩を聴いた。
……..君にすすむ、さらに尽くせよ一杯の酒
西の果て 陽関を出れば故人なし……..
目の前の荒涼と乾いた地面も、かつては青々と水を湛えた湖水や
緑の茂る街だったそうだ。
ヨ-ヨ-.マとシルクロ-ドをテ-マに集まったメンバ-がイランの側から
シルクロ-ドの曲を演奏したのを聞いて、『行きたい!!……』と思った。
『生命が躍動している…..』と感じた!!
(紙すき工場でお茶の接待をしてくれた少女)
ウズベキスタンのチャ-タ-便は、各旅行代理店の
集めた日本人ツア-客で満杯だ。
海外旅行に出て、飛行機の中が日本人オンリ-って言うのも
何だか物凄い違和感!
9時間弱の飛行の後、サマルカンドに到着した。
レギスタン広場で、ウズベキの観光協会に依る『歓迎セレモニ-』が
チャ-タ-便の日本人観光客を招待して催された。
少年も少女も背が高く、身体がしなやかで、目元の涼しい
美しい顔立をしている。
夜遅くまで歓迎セレモニ-が続いた。
翌朝、窓を開けて外の空気を入れようと思って窓枠に触った途端
ガタッン……枠ごと窓が壊れた。
一泊目は、ベッド脇の窓の修理。
まさか、こんな遠く迄やって来て、窓枠の修理をするとは思わなかった。
タキバザ-ル……..
街の城壁の外にバザ-ルが在る。隊商が寄ることで
活発な市が開かれ、大変な賑わいだったそうだ。
私も良い買い物をした。大きな布一面の刺繍…….
娘が嫁入りの時等に、親が持たすらしい。
布全体が刺繍で埋め尽くされた、立派な作品だ。
私も、ベッドカバ-にしようと思い、一枚買った。
ヒバのインチャンカラの城壁のすぐ外に最後の2日間のホテルを
とった。かつてのままの状態で、城壁と城内の街と宮殿が残っている。
( 城内の街の様子……)
( インチャンカラ西の城門 )
子供達が、すごく人懐こくて可愛い!!
インチャンカラの街中に、普通の民家がコンビニの様な
何でも屋さんを商っていた。見た目は、とてもお店屋さんには
見えない、質素な家……
表の戸を開けて、夕方でもちょっと買い物に店に寄って欲しい
と、子供達は片言の日本語で声を掛けて来る。
買い物に寄って欲しい!と声を掛けられたから、ホテルの夕食の後
城内に入って店を訪ねた。治安は良い。
お父さんと子供達が、山羊を荷車に積んで城内に入って行く。
子供達も、労働させられてると言う感じでは無く、普通に家の
手伝いをしていると言う感じだ。
大人も子供も、すごくフレンドリ-だ。
この自然の人懐こさって、日本人には絶対に無い部分だ。
知人の市会議員の子に、『幼児教育云々…..言うけど、ウズベキスタンに
行って見たらいい…..すべての答えが、あそこに有る!!』って言ったら
支援者の皆さんと行くとしたら、費用はいくらでした?……と言う話しに
成って、24万だから月々2万づつ積立しよう!!と言ったら、誰かが
『2万も誰が月々積立するのよ、無理、無理!!…』と口を挟んで来て、
この話は、ジャンジャンと立ち消えた。
残念だ!! 本当に、人や子供が素晴らしいよ、ちょっと感動だったのよ。