金 美齢、講演会に行った….
先日、大阪市内のホテルで催された、講演会に行って来た。
講師は、金 美齢…..。
私の知人で、宋 美齢と間違った人が居て(笑)……..ちょっとそれは
あまりにもひどい!! 似て誹なるもの…..という範疇ではない(笑)
会津藩の家老、西郷頼母と、薩摩の西郷隆盛を間違える様なものだ。
蒋介石夫人も、金先生も、どちらもこの話しを笑わないだろうナ~。
最初に年齢を言われた。 1934年台北生まれ……。
頭の中で昭和の年号に換算した。 昭和9年生まれ、79歳だ~(驚)
そして、誕生日は、私と同じだ!! ワ~ッ!! 1/365の確立で符合!!
『みずがめ座』なのであります。
金先生は、近代史の話しをされ、歴史には必ず『光』と『影』が有る…..
と言う話しをされた。その国の歴史を知らなければいけないとも言われた。
そう云えば、学校では近代史をサァ~ッとやり過ごして、歴史の教科書が
終わった様な気がする。
その後、自分なりに興味を持った事に対して…..例えば、ダライ.ラマ14世が
来日した時、お寺の住職である叔父に『同じ仏教徒として、どう思う?…..』と
詰め寄ったりした。叔父は、そんな事より寺の普請が気に掛る様だった。
日本は自分の意見を自由に話せるけど、悲しいかな話すべき意見が無いのだ。
金 美麗先生の迫力の講演の後は、懇親会に移った。
知人の女流作家、石原氏が主催者の関連のお仕事に携わっている関係で
私も思わぬご相伴にあずかつた訳だ。
そこで、またまた大阪人の話術の面白さに、笑い転げた。
何なんだ?…..このリズムは、そして何なんだ?…..この応酬話法は?……。
たまたま同席した見知らぬ紳士が、おもむろに聞いてくる。
胸に付けた名札を見て、『この〇〇研究会と言うのは、具体的にどの様な
お仕事ですか?…..』と。
すかさず、女流作家の石原氏は、真面目な顔で答える。
『〇〇研究会と言うのはですねェ~男を騙すお仕事なんですヨ』と….。
その紳士は、吹き出しもせず真面目な顔で私に聞いた。
『ホォ、じゃあその男を騙す仕事で、貴方の役割は何ですか?…..』と。
『私は、営業を担当しております』と言うと、又『ホォ~!』と驚いたふりをして
何を営業するのか?と言う様な事を女流作家、石原氏に聞く。
それに応えて、又、女流作家石原氏が話しを盛る。 さすが小説家だ!
盛った架空話しが転がって、一人歩きしながら、ちやんとストーリーを
形成する訳だ。 相手方の紳士の名刺を頂いて、またびっくり!!
外国の古典芸術の振興と興行を手掛けておられる方だつた。
懇親会がお開きになって、会場が空に成った時、私達のテーブルだけが
宴たけなわの状態であつた。
最後に水割りを頼んで、別れを惜しんで解散した。
女流作家.石原氏は、作家として成功しておられるけど…..
いつもいつも、その比類なき話術には、驚かされる訳だ。
もし、ホステスをしていたら、クラブのマダムとして大成功をおさめたかもしれない。
溢れんばかりの多才に、目がクラクラし、本当の意味で楽しい一日であった。