犬とマタイ伝
この様なタイトルを付けると、太宰治の短編小説みたいで面映ゆい。
『葉桜と魔笛』とか・・・・
そして、犬と言えば私の常備本、私の大好きな作家(マンガ家)東海林さだおの
マンガに出てくる、冴えない男が喜びを表現をする時の、あの『キャイン!キャイン!』
と飛び跳ねて喜ぶしぐさ・・・・。モ~、バカみたい! と思いながら笑ってしまう。
東海林さだおは犬を飼っているのだナ~と思う。
しかも、ものすごく可愛がって飼っているのだナ~と想像する。
ちょっとチョカリの雄犬なんか飼っていると、私等の様な普通の人にでも『キャイン
キャイン』の表現の実感がわかる。
犬は、喜びを表現する天才だ!
よだれを垂らさんばかりに、尾っぽを千切れるほど振らんばかりにする嬉しさの表現。
それが、『キャイン、キャイン』なのだ・・・・
私は、幼い頃から見るからに虚弱児だった。
我が家に犬がやってきて、しかもそのを世話を私がやらなければならない
ハメに成り、大型犬の為散歩もたっぷりさせなければストレスが溜まる !!
とか言われ、引っ張られながら長い距離の散歩を毎日させた。
動物は嫌いだったが、世話をするとなついて可愛くなり。気が付けば、゛虚弱゛
という言葉は、私の形容語では無くなった。
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交野市のお客さんで、F.K氏がしみじみ言われるには、『あんたが犬を可愛がって
大切に世話したから、犬が今度はあんたを元気に丈夫にしてくれたんやで~・・・・・・
これは、人や、動物や、物が係わった時、反応するひとつの法則や・・・ 』
あ~、それ、高校の現国の教科書に載っていた・・・・・・マタイ伝や~。
意味が解らなくて、町の教会を訪ねて、神父さんから教えてもらった。
交野市のF.Kさん、ありがとう!!
あの時から、私にも『福音』の意味を理解しようという気持ちが生れたのです。