再び、浅田次郎....
『 マンチュリアリポート 』 を、読み終えた。
『 張 作霖 』よ、汝、貧しき流民の子.....。
ああ、おもしれエ~! 読み始めると たまらなくて止まらない!
朝起きて読んで、仕事から帰って読んで、夕飯を食べてから又読んで
寝る前に読んで......。
浅田次郎の小説は、例えて言うなら....ピンボールだナ~!
それか若しくは、古いタイプのパチンコ台だ!
グルグル玉が飛び跳ねて、あちらに入るかそれとも此処か
散々期待をもたせた挙句、あたかもそれは最初から約束
されていたかのように、つまり、とても当然の事のようにコロッ~ンと
エンドの穴に吸い込まれる。
アレレ~.....
不思議と『 なんだヨ(怒) コレ !』 とは、ならない。
十中八九、こうだヨね~と、妙な納得までする始末。
途中は、散々興奮させて、それはそれは面白いのよ~。
でも、最後の結末があっけない。
コロッ~ンよ!
『 マンチュリアリポート 』の次に『 草原の虹 』を読み始めた。
主人公は、やはり張 作霖。
『 蒼穹の昴 』の次が『 珍妃の井戸 』、そして『 草原の虹 』と
ストーリーがつながっているらしい。
『 太陽の帝国 』や『 北京の55日 』の映画を思い出した。
映画と言えば、『 ラストエンペラー 』 、この映画を観て、私、
ジョン.ローンの大ファンになった。
大清帝国の末期の様子が、本当によく解る。
よく出来た映画だと思う。
ああ、思い出し笑い、フッ、フッ、フッ...(笑)
ラストエンペラーの映画が、上映されていた頃、バイトに来ていた
男の子が言った言葉。
『 喝ッ! 』 なのだけど、 『 あっぱれ~! 』 みたいな変な感じ。
男の子 「 ラストエンペラー 見に行ったけど、 何の事かサッパリ解らんわ~。」
私 「最低限の世界史の知識が無かったら、解らんと思うよ。
だから、学校の勉強って必要なんやと思うわ...」と、答えた訳 。
そしたら......
男の子 「 俺の兄ちゃん、世界史もラストエンペラーも知らんで。でもな~、
嫁さん子供おって、仕事して、ちゃんと普通に生活してんで..。
だから、そんなん関係ないデ~ 」 と、自信満々で答えた。
ウ~ム、あれは、妙な説得力があったナ~(笑)