‘お知らせ’ カテゴリーのアーカイブ
父の日の思い出…….No2
間もなく今年も『父の日』がやって来る…..
思い出話しも年々増えて行く訳だ。笑えた思い出話しを
忘れないうちに書いておこうと思う……..。
私が東京のK大学の学生だつた頃の話しだ。
体育系の大学で、この時期丁度、恒例の全国大会の男子の試合が
関西でひらかれる。
私達K大学の、同じ競技の女子チ-ムのメンバ-も、応援の為関西に
来ていた訳だ。その中の数名が私の家に分宿していた。
これは、その中の一人の女の子の話しである。
E子は試合に出るメンバ-の中に好きな男の子が居るらしい。
そして、試合当日その男の子に、応援の気合いと愛を込めた弁当を
手作りして届けると言う。
『お母様、ちょっとお台所をお借りしま~す……』 と軽やかに言い、
母は快くK子に 『どうぞ!!….』 と答えた。
一時間程で弁当は出来上がった。
『あの~、 お弁当を彼氏の分とお父様の分と作りましたから、父の日の
プレゼントです。お昼にどうぞ召し上がってネ~….』 とK子。
父さんはとても喜んで、お昼に女子大生の手作り弁当をひろげた訳だ。
とくにおむすびは、女子大生の綺麗な手で握られたものだ。
楽しみにして、楽しみにしてガブリとかぶりついたら、歯が折れそうになつた。
ま~るいおむすびは、まるで砲丸投げの球の様に硬く握られている。
『 どんな握力してんねん!! 』 と思わず父さんは叫んだ。
そう、私ら東京のK大、女子柔道部だった訳だ。そしてK子は、超重量級の選手。
只、ごついだけでは無く、上背も有るから………
そうねエ~、滋賀県の信楽で見たことあるワ~、信楽焼きの店の前に立ってた、
大きな信楽焼きのたぬきのレプリカみたいかな。
そして、試合場にお弁当を差し入れした彼氏からもふられたらしいワ~。
きっと、おにぎりが硬すぎて、胃イ 痛とうなったんやワ~(涙)……….
エアコン取り付け工事…….
毎日毎日、暑い日が続いている。
エアコン取り付け工事で忙しい。朝早くから出掛けて7時頃まで働く訳だ。
今は、T病院の女子寮のエアコン取替え工事に入っている。工期は一週間。
その前は、葬儀社のエアコン取替えとか、老人施設のエアコン取り付け工事、
コミュニティ-会館のエアコン取り付け工事に行った時は、老人会のカラオケ
の途中で、『丁度ええとこ歌ってたのに、ドリルの音が入ったやんか!』と怒られた。
早い話し、辛い事が多かった訳だ。
でも、今は楽しい!! 暑さも、長時間の作業も全然苦にならないって……..
昨日もエアコンを取り付けていたら、その部屋は地方出身の若いナ-スで
『〇〇先生、知ってる?』って聞いたら、『はい、お優しい先生です~』と言う。
『じゃあ、昨日T-BOXが、私の部屋にエアコンを取り付けに来ました!!って
言ってね~』と言うと『ハ~イ、言います!!』と言った。
可愛い~!!
布団クリ-ナ-を買うぞ!!
昨夜はよく眠れなかった。
寝不足状態のまま朝を迎えて、あくびが自然と出て困る。
昨夜、夜中にゴキブリが出て、まァ~私も相当寝ぼけて居たけど
カサカサ、カサカサ何かが動いている気配て゛、目を開けて驚いた!!
だって、かぶと虫だと思ったから……..!!
それくらいまるまる肥えて大きかったから……..。
私の部屋は、3階の端の大部屋で、台所とは階も違えば位置も
ずいぶん離れている訳だ。 もちろん食べ物類は、部屋の中に無い。
-*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*-
今夜もゴキブリが出たら,絶対また眠れないから、ゴキブリ駆除の
スプレ-と布団のサイクロンクリ-ナ-を買って帰ることにした。
ベッドだから、ダニの死骸や人間の皮膚やら………そんな物が餌に
成っているかも………。
シャ-プのサイクロン布団掃除機cornetを買うことに決めた。
父の日の思い出……
母の日が過ぎて、我が家の玄関先はにわかに鉢植えの花々で
賑やかになった。カ-ネ-ションとベゴニア……….
レインボ-カ-ネ-ションも東京から届いた。
カ-ネ-ションのヒラヒラした花弁の一枚一枚が違う色なのだ。
希少価値に価値を求める、東京人らしい贈り物だと思った。
そして………..もう間もなく『父の日』がやってくる。
昨日、お父さんがお爺ちゃんに、父の日のプレゼントで腕時計を
買うと言い、金張りがエエとか、軽いのがエエとか、はたまた品の
良いのに限るとか………品定めに余念がない。
私は、『父の日』『腕時計』という2つのコンセプトで思い出した事が有る。
相手の方はもう鬼籍に入られたから、言ってもいいかナ~
今から、〇十年前………..、世の中はバブル景気で沸き立っていて、
私が景気が良かったと言う意味では無いけど、気分はつられてバブルよ。
『父の日』にデパ-トで、高級ブランドの超高い腕時計を買ってプレゼント
した訳だ。それはそれはオシャレでね…….父さんも大喜びしてくれた。
ある日、店にマダム〇〇さんが来店……..。父さんの時計を見るなり、
『キャ~!! 社長とウチ、お揃いや!! ほらね!! 』と腕を突き出した。
マタム〇〇の腕には、高級ブランドの超高いレディ-スの時計が巻かれて
いた。そして型は同じ……..メンズとレディ-スの違いだけ、つまりペアウオッチ
だった訳だ。 『ウチな~、これ高かったけど思い切って買うてん!!、社長
ウチ等同じ好みやわ~(笑) 』………
なぜか父さんは、次の日からその時計をしなくなつた。
何故か…..と、私が聞くと、『マダム〇〇とペアウオッチだと解った途端に
嫌になつたんや!! 』と言う訳だ。
私には理解しずらい感性だつた。単なる品物やのに……….
遣唐使に成った気分だヨ !!
西安から帰って来た。
朝5:00起きて゛、すぐ出発!! 飛行機を乗り継いで夕方
やっと関空に帰り着いた。
西安は思ったよりずっとずっと、遠い街だった。
でも、今まで行った中国のどの街よりも、一番ステキな街だった。
こぶし、梅、桜、ライラックと…….花々が一斉に咲き揃った感じ。
思ったよりずつと暖かく、櫻のつぼみも開いている。
飛行機を乗り継いでも、こんなに遠いのに………
遠い遠い昔に、遣唐使として行った弘法大使や阿倍仲麻呂は、
どの様にしてこんなに遠い土地までやって来たのだろう?
思いをはせながら、安倍仲麻呂の碑の前で、現地ガイドの班さんに
唐代の漢詩を、北京語と西安の方言とで読んでもらつた。
ボイスレコ-ダ-を向けながら、情感を込め読み上げる班さんの
声に胸がいっぱいになる。
西安の街は、靄にかすんでいたけど、さすが唐の都………
雅な建物が沢山残っていて、今度は時間を見つけてゆっくり
来たいと思った。
西安から少し車で走るけど、咸陽……….かつての秦の 都の有ったところ。
兵馬俑を見に行った。
8人のツア-仲間は、カメラを構えて歓声をあげた!!
『 これが、見たかったんや!! 』と………
かなり大柄な兵士の俑が、並んでいる。永遠に始皇帝の護衛をする
軍団だ。その数とスケ-ルに圧倒される。
兵士達の顔が、北方系あり、南方系あり…….
弓を構える兵士…..もすごく精悍な顔付をしていた。
4頭立ての馬車……一番左側の頭に房を付けた馬が司令塔。
賢い馬で、真ん中の2頭の馬が、馬力を出す馬だそうだ。
雅やかな唐の踊り……….
夜、綺麗に ライトアップされた建物が竜宮城みたいに美しい。
ゆっくり時間を作って、絶対にもう一度行ってみたい街だ。
ツア-仲間の8人は、私達、自営業、管理職、教師、公務員
銀行員……….みごとにバラバラの職業だけど、仲良く歴史話しで
盛り上がった訳だ。楽しかった!!
愛する………王家衛
『 アア~、仕事に追われる。忙しくて仕方ないのだ!! 』…….
もう間もなく、旅行に出る。 楽しみにして申し込んだツア-だけど
仕事が忙しい!! でも、思い切って旅に出よう!!
行き先は、中国の西安…….。
今、ケ-ブルテレビで『 項羽と劉邦 』を観ている。 秦国は、子櫻が
皇帝について、いよいよ秦国も滅亡が近いと言うところだ。
秦の始皇帝の陵墓、兵馬俑、唐の都の名残りの建物など見て来よう。
前書いたウォン.カ-ウェイ監督の映画……..あれから、DVDを買って
観た観た、観たおした。 何度も巻き戻しして、一人で胸いっぱいに
なって……..。
今、『グランド.ノマスタ-』を観ている。
ブル-ス.リ-の師匠で、実在の人物を描いているそうだ。・
この女性はイップ.マンの妻で,清朝の重臣の末裔という設定。
映画最後の頃、チャン.ツィ-とトニ-.レオンの会話がかなり
長く続く場面がある。
チャン.ツィ-という女優は、笑顔が誰よりもキュ-トだと思って居たけど
違う違う、この場面の顔が美しい。
敵対するチャン.ツィ-とトニ-.レオン……
チャン>ツィ-が、別れの言葉 を話す。
『武術で、技と世間を教わった。でも、人生は?…….
後悔が有る。後悔の無い人生なんてつまらない….』
トニ-.レオンがそれに答える。
『人生は囲碁では無いから、恩も恨も無い。有るのは只
2人の縁だけだ…….』と…。
何度もこの場面を巻き戻して観た。
もし、ウォン.カ-ウェイ監督がそれを聞いたら何て感想
持つだろう?
きっと、『 もっとサラリと解れよ~ 』だろうね、きっと….。
ウ~ム、映画っていいですヨねエ~!!
むかし水野で、いま軽部…….その又むかしが淀川長冶。
『 ウ~ム、映画って本当にいいですヨネ~!! 』のナレ-ションを楽しみながら
映画を観る。 私、ウォン.カ-ウェイ監督の映画が好き!!
店にお客さんのN氏来店…….。
どちらからともなく始めた、映画の話しで盛り上がる。
仕事がら海外での生活が長かったN氏は、映画にまつわる一番の想い出話し
としてこんな話しをしてくれた。
『ナイヤガラの滝のレストランで、仕事仲間と食事したんだ。本当はカナダ側の
レストランに入りたかったのだけど、一人パスポ-トを忘れて来た奴が居てネ、
雪が深々と降っていてサ~、その時そのレストランに流れていた曲が、君の
好きなあの『ドクトル.ジバゴ』だったんだヨ~。
妙にマッチしていてサ~、今でもその光景が心に残っているんだ~』と….
私、アメリカに行った事無いし、ナイヤガラの滝だって見たこと無い。
なのに、なのに、その話しがス~ツと頭の中に入って、窓の外に
深々と雪の降り積るレストランの景色と、ドクトルジバゴの曲が流れている。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ウォン.カ-ウェイ監督の映画で一番好きな作品は、『 恋する惑星..』だ。
恋する事が理解るすべての人に観てほしい。
すばらしい感性の映画だヨ。
感覚的にオシャレ~な映画だ。
ふられた2人の若い男が、それぞれに一人の女と出会っていく。
単に出会って、すぐ、すれ違っただけの男と女みたいだけど…….
すれちか゜っただけの女から、男に残されたメッセ-ジが
『 お誕生日、おめでとう!! 』よ。
カッコいいでしょう~!!
もう片方の男と女も、出会ってから女の方が熱心に男の内面に
触れようとする。男も、その事に気付く。
、恋はうまくいくのかな~と
いう状況になった途端に、女の方はその場から飛び立って行く。
姿を消してしまうのだ。
恋は、ある意味成就した瞬間から、終わりに向かってなだれ落ちて
行く訳だから……
恋がうまく行きそうな手前の、微妙な段階でサッとENDにするウォン.カ-ウェイ
監督の感性が、私はとても好きだった!!
菅原文太『獅子の時代』….
2014年12月2日(火)
菅原文太が81歳で亡くなったと、さかんにメディアが報じている。
『獅子の時代』に、平沼銑次役で主演した菅原文太さん、本当にカッコ良かった。
『本当にかっこいい男!!』って、ああいう感じ言うのじゃあないか!!と、あの時思った訳。
心からの哀悼を込めて、あの頃載せたブログを、もう一度公開した。
今日はすごく早起きして、表の掃除も済ませ、余裕しゃくしゃくテレビを観る。
モーニングショーは、昨夜と同じニュースを取上げるので観ない!
NHKの[ 歴史館 ] を観た。 元禄バブル真っ只中の、大阪の街と
井原西鶴を特集していた。
今(現在)に、井原西鶴の文学を持ってきたら、庶民に受け入れられ、同じ様に
大流行するだろうか?
『 いや~、全く流行らないだろう……』 と、居並ぶ有識者は口を揃えた。
元禄バブルと軽~い西鶴の文学….あの時代の中でこそ、流行った文学だ。
今は、時代が重い!
土曜の深夜(正確には、日曜に変わってすぐの時間) 、ケーブルテレビの
時代劇チャンネルで『 獅子の時代 』を放映している。
『 獅子の時代 』を観て、前出の『西鶴を今(現)に持ってきたら….』と
丁度、逆の事を思った。
(平沼銑次役 菅原文太)
1980年放映のNHK大河ドラマである。
すばらしく、出来の良い作品だと思う! 一度観たら、間違いなく誰もが
ハマッテしまうだろう。
1980年、日本中がバブルに向かってひた走る
景気が良く、浮かれていた時代に
このドラマは、もうひとつ そぐわなかったのではないかと残念に思った。
(綺麗な人だナ~と思って観ていた。没落した旗本の
娘から、芸者に身を投じた おもん役 大原麗子)
今(現)、この作品が大河ドラマとして放映されていたら…..
ものすごく受けたと思う。
戊辰の役、負けた会津藩士の過酷で壮絶な境遇の中、家長である父は
『 自分だけ楽になるのではなく、藩の為を第一に考える。それでなければ
従容と戦って死んでいった者達に申し訳がたたないではないか 』と諭し
菅原文太扮する息子(平沼銑次)は、飢え死にするのを待つより、武士を捨て
藩士とは違う生き方に活路を見出そうとする。
明治新政府 の樹立から西南の役に向かって、時代が激しく動く。
ドラマはまだ途中で、平沼銑次が斗南から東京に出て、商人として
自活して行く辺りだ。 土曜日に観るのが楽しみだ!