‘電気工事’ カテゴリーのアーカイブ
『 人が先生……』
つくづく『人は先生だナ~!』と感じさせられる出来事があった。
先日大手タクシー会社を、72歳で定年退職したばかりのA氏、
管理や修理や事務職にはつかず、運転手(現場)ひとすじ……..。
店に寄って下さった時、お茶を飲みながらテーブルに向かい
あい世間話しをした。
私は、たずねた………
『 タクシー運転手を長くやっておられたら、さぞいろんな事ありました
でしょうネェ~。 だって、どんな人が乗って来るか解りませんやン 』と。
それに答えてAさん…..
『 何も悪い事や嫌な事などありませんでしたヨ。
こちらのお店かて、客商売やから、いろんな事有りますやろ~。
でも、それは客商売という職種の必要経費や思うてますんや。
タクシーは、乗客さんとお会いするの、一回こっきりやから…….
<一期一会>の気持ちを持って、乗って下さったお客さんに
絶対嫌な思いをさせない! 降りる時は機嫌よう降りてくれはる様、
自分なりに努力しました。 』と、実にサラッと言われたのです。
アア~、立派だワ~Aさん…..
Aさんの魂は[花咲く魂]だ!
皆、こんなふうに、それぞれの職種に誇りをもって全うして行くと
社会が飛躍的に良くなるよね~。
私も、ビビビビ….と啓蒙された訳だ。がんばって客商売やるぞ!
ビビビビ……….ハイ、いらっしゃ~い! ありがとうございま~す!
『 月はどっちに出ている 』
犬に引かれて夜の散歩に出るようになって、気付いた事.....
春の宵のあの何とも言えない艶かしさ『 春の宵は値千金 』と
冬の夜空の美しさ、レース編みを広げたような冬の星空....
高く澄んだ夜空に、はっきりちりばめられた星座群
オリオン座だけは,どの季節であってもすぐ解る。
と言う事は.....あの一番光っているのがペテルギウスだ!
南の空から東の空に向かって目を移す.....おおいぬ座
シリウスとこいぬ座プロキシオンが見える!
アア、これが冬の大三角形だ!
犬も私の横に並んで座って、星空をながめている。
犬にも美しいものが理解できるのだろうか?
南の空、東の空と言っても、ここらは生駒山や淀川等
方角の目印が有る。
ふと思いだして、一人でフッフッと笑ってしまった。
崔洋一監督映画、『月はどっちにでている』..で、田舎から
出てきたタクシー運転手が、広い東京の街中で自分の居場所が
解らなくなり、勤務先のタクシー会社に電話をいれる訳だ。
毎回、毎回 『アノ~、私はどこに居るのでしょうか.....?』と。
それに対し、会社の電話受付係は、『〇〇さん、月はどっちに
出ていますか?』と聞く。
可笑しいけど、何か悲しい、でも可笑しくて、たくましい訳だ。
( 岸谷五郎とルビー.モレノ )
この映画が封切られた時、見に行った。
あまり何とも思わなかった。主演の岸谷五郎がまだ若い頃で
きっと岸谷五郎を、ビジュアル的に好きではなかったのだと思う.....
先日、ケーブルテレビで放映しているのを再度見た。
『あれ~、これ、ヤン.ソギルの小説<タクシー狂躁曲>じゃあないの』
と思いながら、もう一度映画を見た訳だ。
小説を読んで映画を見る....やはり、これが最高におもしろい!!
岸谷五郎の声がイイ♡♡と、新しい発見もあつた訳だ。
今観ると....ものすご~く良い映画だと思った。
タクシー運転手 『お客さん、どちらまでいきましょ?......』
ルビーモレノ扮するホステス 『フィリピンのマニラまで~ 』
タクシー運転手 『ハイ、承知! 』
と、タクシーが走り出す。 楽しい!逞しい!
映画を堪能したような気がする訳だ。
エコ給湯器の無料点検訪問実施中
施工して5~6年を経過すると、直射日光の当たる場所等に
設置しているエコ給湯器のパイプに傷が入ったりして少量の
水が染み出て来り、又消耗品、その他いろいろなケースの
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陳凱歌 『さらば我が愛 覇王別姫』
ケーブルテレビの番組表で、『さらば我が愛 覇王別姫』の放映を知った。
主演のレスリー.チャンが存命の頃だから、もうずい分前に成るけど、この映画を
観て、本当にすばらしい映画だ!!と感動した記憶がある。
( レスリー.チャン演じる別姫 )
迷わず、J-COMに電話。
つまり我が家の、ケーブルテレビのチャンネルでは放映されない、有料チャンネル
である為だ。 504....衛星チャンネル。
わずか30分前の申し込みでも、ラクラク放映時間に間に合った。
『 ウ~ム、すばらしい!! 』.....
観終わって、しばらくの間、瞑目し、そして沈黙......。
おしゃべりしようものなら、私の中に満々ている何かが、言葉と一緒に
こぼれてしまう。 目を開けて何かを見てしまったら、映画の場面が
薄まってしまうかも...
( レスリー.チャンの別姫が綺麗.....)
時代は、中国で文化大革命の嵐の只中、毛沢東の妻、江青はじめ4人組の
悪政下、紅衛兵に依りずたずたに翻弄される、京劇 『覇王別姫』の覇王役の兄、
別姫役の弟、兄の妻、捨て児の赤ん坊を拾って育てた小四と言う少年
京劇の団員、関係者達。
時代背景の有る映画が好きだ。
それにしても、陳凱歌監督のこの映画、本当にすごい!すご過ぎ!
北京で京劇を見に行った時の演目も、『 覇王別姫 』であった。
覇王は項羽で、別妃は虞美人である訳だけど、その様な古から
今日に至るまで、『 覇王別姫 』の物語のどの部分が中国で
人々の心の琴線にふれ、こんなに永く支持され観続けられる
のであろうか?
映画の中で、2人のお師匠さんが、度々口にした.......
『 人には定められた運命がある。あの覇権を誇った覇王でさえ
滅びる運命は、避けられないのだ.....』と言う事なのだろうか。
それとも、あの覇権を誇った覇王に滅びの時が来て...その時
自分の周りを見渡したら、愛馬と愛妃だけであった。逃がそうとしても
逃げず、『 覇王に殉ずる 』と言う。
弱い立場の者達の、この健気さに人々が感動するのだろうか...?
(別姫は、覇王の為に最後の舞をまう。北京の京劇舞台)
(そして、覇王の剣を取り、自らの命を絶った。北京の京劇舞台)
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そして、もうひとつだけ気持に引っ掛って、考え込んでしまった事が有る....
覇王役、別姫役の2人の京劇役者は、街に捨てられていた赤ん坊を
拾って育てる。 文化大革命の中で育った小四と名付けられた青年は
別姫の役を無理に奪い、紅衛兵に自分の命の恩人を告発する。
日本人的なメンタリティーでは、理解が及ばない部分だ。
もし、時代の空気の中で少年が育つのだつたら、会津の白虎隊の少年達は
存在しないだろう。
錦の御旗をかざしてやって来る、官軍にシンパシィーを感じる...という事だから.....。
やはり、お国により、メンタリティーが違うのだと感じた訳だ。
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紅衛兵に依り、互いが互いを非難し合う場に引き出され、そこで決定的に築いて来た
信頼感はこなごなに破壊れ、覇王役の兄の妻は自殺する。
十数年ぶりに、覇王役の兄と別姫役弟は邂逅し、2人だけの舞台を演じる。
覇王役の兄は、息切れを訴えた。
袂を分かった間に流れた年数の多さが垣間見える......そして、ラストシーンへ
別姫は、覇王の腰から刀を奪った。
そして、別姫の運命に重ねて自らの命を閉じた.....。
犬が可愛い!
私は、犬が好きだ!
猫も好きだ。牛も羊も山羊も鶏も皆好きだ!
まー、動物が好きなのだ。
先日、コーギーを連れたお客さんが来店され、その前に
ダツクスフンドを連れたお客さんが居て、続けてコーギーを
連れたお客さんが見えた訳。
3匹ともオス犬で、喧嘩しないか心配したけど、おとなしく
座って待っているので、偉い偉い!と感心した。
3匹の内の1匹が、いつもの習慣で私に抱っこされた。
( 抱っこは甘えん坊サンちゃんです。飼い主さんの筆 )
とたんに、今までのおとなしくお利口な態度は一変、
他の2匹が、猛抗議!! 吠えまくり!!
犬って、焼きもち焼きなんや~。
(当社の警備員、ごん太さん....)
当社には、ごん太さんという無給の警備員が居る。
( 鎖を長くして居るので、かなり広い範囲を警備している)
24時間×365日、休まず真面目に警備をこなす。
ゴン太は、高槻成合の射撃場から来た。ゴン太の父さんは土佐犬。
猟犬に造っているため、母犬が和犬のミックス。
月1回トリマ-に行く。 おやつも毎日食べる。
当社への貢献度はたいしたものなのだ。
有る日、若い娘さんが言った。
『 あの~、この犬...どこか可愛いとこあります? 』と...。
私....『 全部、可愛いですやん! 』と答えた。
『 そうかな~? 』と不満気だ。
何て事言うのか...と、プチッときたので、言ったのですヨ。
『 あのネ、犬って可愛いから飼うのじゃあないと思うよ(例えば、
チワワとかトイプードルとか)
手を掛けて飼うから、世話するから可愛いんやで! 逆やワ、
逆やと思うヨ、あんたの言う事....』って。
娘さんは、『 ふ~ん 』と、かなり不満気だ。
まー、うちの姪っ子なのだけどね~
フットサル場は、大盛況だ!
三浦かずよしが、フットサル日本代表に召集
されたという事もあるのかナ~、柱本のフットサル場は
いつにも増して大盛況だ!
こちらの施設では、照明器具を少しずつLED照明器具に
取替えて来た効果が現れている。
まず、大幅な光熱費の削減に成功! そのうえ明るい!
今日も、追加でLED照明器具の取り替え工事を行った。
( 古い器具の取り外し工事... )
(新しくLED器具の取付工事.... )
( 取り付けたLED器具の角度調整.... )
( 出来上がりです.... )
( アッ、もう少しこちら側に向けて調整して,,,,)
( 色づきはじめた、柱本公園の樹々....美しいです)
柱本のフツトサル場(レディースジム併設)は、柱本公園の
すぐ近くです。 皆さん、柱本にいらっしゃ~い!
施設照明の施工、取り替えは、施工経験豊富な当社に
ご依頼下さい....!
柱本居酒屋忌憚
柱本の居酒屋、はらぐちに行く。
まずは生ビールの中ジョッキを注文。
『 何食べはる? …』なんてママはヤボな事は言わない。
マグロの刺身が2人前いっしょに出てくる。
私はマグロの刺身が好きなのだ。
だからまず、始めはマグロの刺身から….。
今日もいっしょになった彼。 居た、居た、H君。
H君は、(自称)居酒屋はらぐちの次期マスターだとか。
H君は小気味よい九州言葉で、今の時世、三島由紀夫の
様な人間を待望する云々….持論を話す。
『11.25自決の日—–』の映画監督、若松孝二氏が交通事故で
早逝した事も重なり、話しが盛り上がった。
H君曰く、『俺、別に右翼じゃあ無いけど、筋を通すと云うか..
そう云う事って、ものすごく大事な事じゃあないかナと思う』と。
( 良い映画をもっと撮ってほしかったナ~監督(涙)...)
で、私もつい興にのって、若松監督の『11.25自決の日—』の
映画を観に行った時の話しをした。
十三の映画館しか上映していなかったので、ずい分早い時間に
着いてしまい、ロビーで長いこと待った。
『この映画を観に来る人って、厳く勇ましい男達だろうな』と
勝手に思い込んでいた訳だ。
私の次に来た人は、お爺ちゃんで、チケット売り場の女の子に
『老人一枚』と言った。
女の子が『ハァ~?』と聞き返すと.....
『何やったら身分証明見せましょか』とお爺ちゃんが言う。
(水曜日の60歳以上優待日のことらしい)
『イエ、結構です!』と女の子が答えた。
身分証明書を確認しなくても十分60歳以上だと解る(笑)
次に来たのは、虫の様なおばちゃん...。つまり、『本の虫』。
ああ、この人は、作家、三島由紀夫が好きなのだ。
非力、非力....
次に来たのが、若い娘。
可愛らしい顔だちで、見るからに優しい佇まいだ。
次が、教師をリタイアしたばかりの年代、国語の先生風の女性。
非力、非力.....
次に来たのが...
その後もずっと優しげで非力な人ばかり来た。
アア~、H君、ごめん! 話しのこしを折ってしまったワ~。
つまり、私が言いたかったのは..
『11.25自決の日....』あんなハードな映画を観に来た
人達が、優し気な人ばかりだったのが驚きだった訳—–
目の前で三島由紀夫を語る、H君の勇姿とのギャップが可笑しい!